UX設計って必要だよねって言う話

なぜそう思ったか

私は元々Webデザイナーで、1年ほど前からフロントエンドエンジニアとして様々なプロジェクトに参加してきました。
Webデザイナーとしてプロジェクトに参加していた頃は、デザインのコンセプトやUIを作り込むことにめちゃくちゃ苦悩していたし、正直な話本当に自身をもって良いデザインを作れたプロジェクトが全てではないです。

最近ではフロントエンドエンジニアとして参加したプロジェクトで、デザイナーが作成したUIを見て、コンセプトが確立されてないなーとしみじみ思う場面や、リリース間近、リリース後になってUIに対して修正要望が入ったりなど、ちょっとグダついているかな〜と思うことがありました。

ある程度の要望が発生するのは仕方ないし、そういうものだと覚悟はしておくものですが、
こういう状態だと、要望内容がかなりアバウトなもの(クライアント側にも明確な理由がない要望)や、「これは対応しかねるぞ〜?」という要望に対して、はっきりと断る明確な理由がクリエイター側も持っていなかったり、むしろ作り直したい欲のほうが強くなりますよね。
もちろん作り直すスケジュールや予算なんてないのでモヤモヤしたままリリースってことになってとても良くないです。

じゃあなんでこんな状況になったのかな〜と考えたときにたどり着いた答えがUX設計でした。

UXって?

よくUI/UXと並べて表されることが多いですが、UIとUXは本来別の事柄を指します。
UI(User Interface)とは、ユーザーがWebサイトやアプリケーションを利用する際に直接的に触れることになるボタンやテキストボックスなどのインターフェースを指します。
UX(User Experience)とは、ユーザーがUIに触れた際にどう感じたか、サービスを利用した際にどう思ったかなど、利用者であるユーザーからのフィードバックを指します。

つまりUIはUXを得るための一つの方法であり、UX設計とはユーザーにどんな体験をしてもらったらサービスが向上し、抱えている問題や目標を達成できるかを設計することです。

なぜUX設計が解決策?

UX設計のプロセスについて、以下のスライドを参考にさせていただきました。
スライドの139ページ目からUX設計のプロセスについて詳しく紹介されています。

簡単にまとめると、

  • 1.ターゲットとなるユーザー像とユーザーを取り囲む環境を理解する
  • 2.ユーザー像を見極め、ペルソナ、ストーリーボード、メンタルモデルを作成することで具体的な目標と対象範囲を定める
  • 3.目標を達成するために必要な機能を洗い出す
  • 4.目標を達成するために必要な画面フローやUIを作成・スケッチをする
  • 5.UIプロトタイプを作成して、目標を達成するためのストーリーが実現できるかを確認する
  • 6.ユーザーテストをして目的とした価値をユーザーに提供できているかを確認し、改善点を探す

プロジェクト開始時から、上記のプロセスで設計をしてクライアントや関わっている人たちに共有さえできていれば、無茶な要望に対しての交渉材料にもなりますし、デザインのコンセプト確立の大きな助けになると思います。
また、リリース後のユーザーテストを怠らなければ次の目標をたて、同じプロセスで案件を進めることができるので、一貫した節度やルールを保ちながらプロジェクトを進めることができるのではないでしょうか。

じゃあ誰がUX設計するの?

UIデザインの知識があるデザイナーがやるべきという印象があるかもしれませんが、最近ではUXエンジニアという職種も現れだしているように、エンジニアもUX設計の段階から本格的にプロジェクトに参加したほうが良さそうです。

UXの要素としてインタラクションは欠かせません。
そのインタラクションを実装するエンジニアは、そのプロジェクトがどんな設計のもと動いているのか、なぜこのようなUIになったのかを深く理解していないといけません。
それにUX設計にはどんな機能が必要なのかを決めるプロセスも含まれています。

また、定義したUXは誰か一人が理解していれば良いというものではなく、プロジェクトに関わっている人の共通認識として存在するべきものだと思います。

どんなプロジェクトでもUX設計は必要?

プロジェクト規模によってプロセスは変わるものだと思います。
正解はこれ!といったものもないと思うので、プロジェクトに合った設計手法は経験を積み重ねて身につけるしかなさそうですね。

最後に

私自身も実際にこのプロセスでプロジェクトを進めたことがないので体験談ではないですが、
同じような悩みを抱えている人のヒントとなればいいかなーと思います。